あの、絶大なるスプリンターであったサクラバクシンオー号が心不全で亡くなりました。
本当にあの馬は強かった!
ご冥福をお祈りします。
02年の高松宮記念を勝ったショウナンカンプなど多数のスプリンターを輩出した大種牡馬サクラバクシンオー(牡22)が4月30日、繋養(けいよう)先の社台スタリオンステーション(北海道安平町)で死んだ。死因は心不全で、種付けの最中に倒れた。
現役時はスプリンターズSを連覇するなど快速で慣らし、種牡馬としても活躍。中央では1075頭が登録した。01年から10年連続でリーディングサイアー10位以内。今年2月に産駒の勝利数が1065勝に達し単独9位となった。02年にはショウナンカンプが高松宮記念を勝ちG1初制覇を飾ると、昨年暮れにグランプリボスが朝日杯FSを勝利。重賞は31勝を数えた。
社台スタリオンSの徳武英介氏は「抜群の成績を挙げていて種牡馬としても常に人気がありました。ここ1週間ほど休んでいて、いよいよ再開という時だっただけに残念です」と話した。
父サクラユタカオー、母サクラハゴロモ(ノーザンテースト)。現役時代は21戦すべて小島太騎手が騎乗し11勝を挙げ、5億2125万3000円を獲得。重賞は92年クリスタルC(G3)、93年スプリンターズS(G1)、94年ダービー卿CT(G3)、スワンS(G2)、スプリンターズS(G1)の5勝。
(日刊スポーツ)