しかし、2着に粘った、佐藤騎手のプロヴィナージュの成長を感じました。
それでは、日刊スポーツより
武豊騎手(41)がケガから復帰後初めて重賞を制した。2番人気アプリコットフィズ(牝3、美浦・小島太)に騎乗。逃げたマルティンスタークの2番手を追走、残り600メートルで早々と先頭に立ち、そのまま押し切った。重賞勝利は弥生賞のヴィクトワールピサ以来で今年3勝目。武は「久しぶりだし、うれしいですね。やっと騎手っぽくなった」と喜びを語った。1馬身差の2着に好位から伸びたプロヴィナージュ、鼻差3着にカウアイレーンが差し込んだ。
プロヴィナージュ(5、美浦・小島茂)は猛追してきたカウアイレーンを鼻差振り切って2着。好位追走から勝ち馬のスパートに追いすがったが、及ばなかった。佐藤騎手は「休み明けの分、いつもより固かったかな。豊さんの馬は52キロだったし、上がりの競馬になったから。でもラチに頼らなくても走れたし、これまで鍛えてきたことが生かせた」と成長を感じ取った様子。秋に向けて手応え十分の口ぶりだった。
1番人気のヒカルアマランサス(4、栗東・池江泰郎)は末脚不発で8着に終わった。好位の後ろで脚をためていったが瞬発力勝負では分が悪かったか。ホワイト騎手は「道中でかぶされるところがあって最後も思ったより伸びてくれなかった。あの馬は気分よくスムーズに走れた時に走る馬だと思うから」と分析。また、ジョッキー自身も遅い流れに戸惑ったようで「ペースも今まで経験したものとは違った」と振り返っていた。
<カウアイレーン=3着>横山典騎手 馬は良かったし最後もしっかり伸びていた。よく頑張っている。
<レジネッタ=4着>池添騎手 もう少し流れて差し馬の展開になってくれれば。
<ショウリュウムーン=5着>四位騎手 4角までは完ぺきだったが直線では外は行けないからね。力のあるところは見せられた。
<ダークエンジェル=6着>三浦騎手 十分頑張った。昇級戦でどうかと思ったが次は勝ちに行く競馬をしてもいいと思う。
<ブラボーデイジー=7着>岩田騎手 ワンペースで自分のペースで行けないと。タレているわけじゃないが。
<ウェディングフジコ=9着>吉田隼騎手 ロスのない競馬をするつもりだったが、小回りの外枠が痛かった。
<ピエナビーナス=10着>古川騎手 上がりのかかる競馬向きだからこういう競馬は向かない。
<ムードインディゴ=11着>上村騎手 展開が向かなかった。
<ラヴドシャンクシー=12着>中舘騎手 とにかく出遅れがすべて。
<モーニングフェイス=13着>藤岡佑騎手 ペースが上がった時に置かれてしまった。
<マルティンスターク=14着>黛騎手 思い切ったことをしようと思って逃げたが、2番手くらいの競馬の方が良かったかも。